株式投資の指標PER

PER・PBR?

ネットサーフィンすればもちろん出てくるけどよくわからない。


PERが小さければ割安!なるほど。

株価下がっているから今でしょ!チャンス!ポチっ!

株価上がらない。割安なのに・・・。

↑ちょこっとかじった知識を使ってたにひみむ。しっかり損。


正直なところ、株式指標なんて参考程度であんまりみても意味ないでしょ?と僕は思ってました。

しかしながら、株式の神様ウォーレン・バフェットやアメリカの有名投資家のほとんどは企業成長を見込んで投資するバリュー投資という方法で莫大な資産を築いています。

神がやっている投資方法を参考にするならば、企業を正しい指標で評価できるようにならねば!

そう思った私は、自分のため・このブログにたどり着いたあなたのためにもっとも一般的かつ有名な指標から解説と考察をしていきたい!


正直、わからなくても株式投資はできます。

でもそのままでは本質を理解していないにひみむが陥っていた賭け事にほかならない。

しっかり理解して利益を出していきたいですね。

ではさっそく


PERとは

企業の株価が割安かを判断する指標のひとつです

PER(株価収益率) = (株価)÷ (1株あたりの純利益)※

※(1株あたりの純利益)EPS = (税引き後の利益)÷(発行済発行株式数)


数式は意味をひとつずつ丁寧に理解していくのが大事。

※の説明からが話がわかると思います。

企業が出した売り上げから税金が引かれ、手元に残った利益を予測しています。

その利益を企業が発行している株式の数で割ってあげると、1株あたりの純利益が計算されます。

言ってみれば、実際の企業の売り上げ1株あたりに直して計算しているわけです。

一方、株価はというと。

ご存知の通り、変動している1株あたりの価格です。

市場のなかで折り合いのついて落ち着いている変動価格。

つまり、PER指数は

現状の株価が、実際の利益(会社の実力)に対して多いか少ないかを判断できます。

その多さ・少なさが市場の期待値となって銘柄を定量的に評価するための指標になっています。

PERの評価と株価

言葉の定義が明確になったところで、購入する株価に置き換えてみます。

(株価)= PER(株価収益率)×EPS(1株あたりの純利益)

PERは今の1株の株価が純利益に対して何倍で売られているのかが分かります。


PERが低いと割安、高いと割高。これはその通り!

純利益に対して過大評価されている株価は高値になるし、逆に過小評価されていれば株価は低くなり割安になります。

日本国内株のPERの平均はおよそ15倍くらい

この数値からの乖離があればチャンスか、爆弾か調査する対象銘柄にするようにして最近は銘柄を見ています。

銘柄選定の時に考える指標・基準があるとないでは、思考の深さが圧倒的に違います。

PERのもう一つの解釈

余談というか本質ではあるのですが、

①PERは未来の利益までが、現状の株価に含まれていることを表します。

②株価のうちいくらが利益になっているかも表しています。

???笑。

ええ、私も意味わからんとなりました。笑 

大丈夫!①も②も同じ意味です解説します。


PERは現状の純利益と株価の乖離を(何倍にしているかを)現しています。

株価の基本となるのはESP(年間の純利益)をPER倍した価格です。

ESPは1年あたりの税引き後の純利益でした! 単位は純利益[円/1年]

大丈夫ですか?ついてこれてますか?


①を分かりやすくするために、PER が10倍の株価を考えると、

(株価)[円] = 10(PER)[年] × (1株あたりの純利益)[円/年]

今現在の純利益の10年間分が現状の株価となって取引されていることが分かります。

10年先の利益まで織り込んだ株価になっているということです!

割高の背景には、もうとんでもないくらい先の利益を見越して価格が釣り上がっているだけという場合があるということです!怖い怖い。


②も同じように考えてみると、

将来10年間分の利益が現状の株価となっているので、

1年間で考えれば、株価の10%は毎年の純利益として稼いでいることになります。

同じ値段で株を買うなら、その会社の純資産を小さい株価で購入できるなら、それは割安ですよね!


PERの注意点

ここまでPERの評価を書いてきましたが、注意すべきことがあります。

PERは純利益と株価の関係なことは明確になりましたが、

純利益の急な変動には注意が必要です。

もちろん利益が膨らむこともありますが、その逆も可能性が有ります。


結果何が起こるかといえば、EPSが変動します。

(株価)= PER(株価収益率)×EPS(1株あたりの純利益)

恐ろしい変動です。

PERという倍率が予測純利益の変動を何倍にも大きく膨らましている。


例えば、不祥事があった・リコールが発生したなどリスクは必ずついてきます。

純利益の変動が起これば、PERに限らず、指標はあくまで指標になります。

つまり何が言いたいかというと、

PERを絶対的な指針にすると痛い目にあうということです。


相対的に、多角的に見れるように一緒に勉強していきましょう!

ではこのへんで!

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